振袖は、未成年の者が着る和服で、袖の「袂」が長いことからこの名があります。
袖に腕が入る方向に対して垂直方向の袂の長さが袖丈ですが、その長さにより「大振袖」「中振袖」「小振袖」に分類され、身頃に近い方の袖端を縫い付けずに開けている部分を振八つ口といいます。
江戸時代の初期、留袖には振八つ口がなく、「振八つ口が開いている服」を振袖と呼んでいたという説もあり、この説によると、袖丈が長い和服を振袖と呼ぶようになった時期は、江戸時代に留袖に振八つ口を作るようになった後だとされています。
このような袂の長い「振袖」の和服は花嫁衣裳の打掛にもみられ、未婚女性が祭礼や儀礼的な場面で着用する正装の晴れ着である和服が振袖で、現在では未婚の女性が、裾模様の黒留袖や色留袖、訪問着に相当する格式の礼装として着ることが多く、振袖を着用する機会として、現在もっとも一般的な場は成人式で、それに次いで結婚式の披露宴になっています。
成人式に一度だけ着るということで、振袖レンタルする方も多いようです。
大阪の成人の日に、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが新成人を無料で招待しましたが、先着1万人の無料招待を待ちかねて開園前から約50人の新成人が並び、開園とともに専用の入場ゲートから次々と入園し、晴れ着姿の女性らが、晴れの日をハリウッド映画の世界で楽しんだそうです。
成人式後に来た大阪市の大学生は、「初めてのUSJに着物で来るとは思わなかった。ぬれるかもしれないけれどウォーターワールドを見たい」と笑顔だったそうですが、着物を着た女性らは、安全上の配慮から一部のアトラクションの利用は制限されたそうです。
振袖を中心に留袖・訪問着など、お求めやすい価格帯から高級逸品まで、幅広いご要望にお応えできるよう品揃しており、レンタル・貸衣装部門の充実で、200枚を超える振袖レンタルを可能にしている当社で、自分が着たい振袖を選んで、思い出に残る成人式を迎えていただけたらと思います。